ショートカット

「ハクギンハクギンハクギンハクギンーーーーッッ!!」


―――バンッ!

勢い良く開いた部屋のドア。
その大きな音に、居間のソファで寛いでいたハクギンが上体を起こした。


「なんだぁ?ピカ。でっかい声出しやがって・・・。」
「これがデッカイ声出さずにいられるか、ってんだよっ。見ろよッ!」

ソファ全体を占領していたハクギンを押しやり座れば、使い込まれた手帳を広げた。
ハクギンの知る限り、これはピカの持ち物ではないはずだ。

「誰のだよ?ソレ・・・」
「部屋で見つけたんだッ!」
意気揚々とページをペラペラ捲りながら、嬉しそうに応えるピカ。
「きっと、サンザと一緒に住んでた人のヤツだ。
 トレジャーハンターだった、って言ってたもん。たしか。」
「嗚呼・・・。あの刀の。」
ちらり、と。部屋の隅に置かれる黒塗り鞘の太刀へと視線を向ける。
ページを捲る手を止めたピカは、その視線を遮るように、
広げた手帳をハクギンの目の前に突き出した。

「これッ!絶対お宝のありかだよな・・・?!」
遺跡の入り口、遺跡内部の手書き地図、
確認できたトラップの箇所、種類・・・。

「・・・。でも、よぉ。」
「・・・?」
嬉しそうに話すピカへと、言いにくそうに開いた口。

「コレ、さ・・・。もう、この人がお宝見つけたんじゃねぇのか・・・?」
あまりの詳細っぷりに、ごもっともなご意見。


「・・・・。」
「・・・・。」



「ダイ・ジョウ・ブv」

「ホントかよッ、テメコラッ。」


「俺を信じろ・・・。」
全然信じていないハクギンを、じっと見つめる紺色の目。
その目を見ていると、溜息をひとつ零した。


「わぁったよ・・・。行って見ないとわかんないもんな。」

「っしゃぁ!じゃ、パーティ組んで早速行こうぜ!
 俺、人集めてくルーーー!」


愛用のバッグを掴めば、家を飛び出したピカ。
ハクギンは、その背中をいったん見送ってから、
後を追うために出発の準備を始めた・・・。



さぁ、貴方も一緒にトレジャーハンティングに出かけましょう。



・・・ていうことで、

簡単に言うと、”落ちゲー”です。 (・_・)


テトリスのようでテトリンじゃない。
ぷよぷよのようでぷよじゃない。


作ったは良いが、
自分がクリアできていないという難易度。
クリアは愚か、最終ステージにも行けてない面白さ。

それではみなさん頑張ってクリアしてください!

>> Let's Treasure-Hunting!! <<

※注意※
音が鳴ります。ご注意ください。
「庭付き一戸建て。」のフレームページからご覧の方は
↓のMIDIを停止させてから遊んでください。

- スペシャルサンクス -

*ゲーム*
あんこうハウスのJAVAゲーム さま

*ミュージック*
煉獄庭園 さま

*素材*
ボーン編集長

*協力*
メリィドたん・ハクギンたん

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ある程度ゲームを遊んでから見ることをお勧め致します。